Virtual Datasets


Virtual Datasets


概要

Virtual Datasets 機能は、多様なデータソースへのアクセスを合理化するデータカタログです。仮想データセットは、CData Connect 内の特定のデータを整理し、カタログ化し、アクセスを制御するための方法を提供します。シンプルかつスケーラブルな方法で、関連するデータ項目を個別にバンドルできます。仮想データセットは、多くのビジネス機能にわたってデータ分析を合理化する、カスタマイズ可能な組織スキームを提供します。

Virtual Datasets の構造

仮想データセットは、ワークスペースやフォルダに格納できます。フォルダは、ワークスペースの一部として1つ下のレベルにのみ配置できます。CData Connect データカタログでは、仮想データセットのカラムメタデータのプレビューを見ることができます。

仮想データセットには、以下のものがあります。

  • Tables and Views–接続されたCData Connect データソースのテーブルとビュー
  • Derived Views–CData Connect の1つまたは複数のデータソースから派生

テーブル、ビュー、およびDerived View は、変換なしで直接公開されるため、カラム名やその他のプロパティは同じままです。任意のテーブル、ビュー、Derived View を、任意の数のワークスペースに追加できます。これらは一意のAlias で参照できます。仮想データセットであるテーブルは、完全なCRUD 機能をサポートします。

Workspaces

ワークスペースは組織の最上位レベルです。さまざまなビジネスニーズに合わせてカスタマイズできます。マーケティングやデータサイエンスなどのビジネスユニットは、それぞれ独立したワークスペースを持つことができます。セールスは、クライアントごとにワークスペースのフォルダを整理することが可能です。各チームはそれぞれに最適な構造を選択できます。

まず、次の手順でワークスペースを作成します。

  1. ダッシュボードの左側にあるVirtual Datasets をクリックします。
  2. 右上のAdd をクリックします。
  3. Workspace Name を入力します。
  4. Confirm をクリックして、新しいワークスペースを作成します。

Workspace に名前と説明を設定すると、SQL Server およびOData Endpoints が自動的に生成されます。エンドポイントは、仮想データセットのバックボーンを形成するさまざまな接続への扉です。

ワークスペースから仮想SQL Server またはOData 経由で接続するためのコネクションの詳細を表示するには、View Endpoints をクリックします。Endpoints ダイアログには2つのタブがあります、1つはVirtual SQL Server 用でもう1つはOData 用です。

インバウンド接続

クライアントアプリケーションからCData Connect に接続する場合、ワークスペース固有のエンドポイントを介してワークスペースに直接接続できます。CData Connect は、REST API、仮想SQL Server、OData など、インバウンド接続用のさまざまなエンドポイントをサポートしています。これはつまり、ユーザーとして、クライアントツールをワークスペースに直接接続できるということです。例えば、Workspace.Folder.VirtualDataset のように、ワークスペース名、フォルダ名、仮想データセット名の間にデフォルトでピリオドを置く設定可能な命名構造によって、エンドポイントを素早く特定できます。

CData Connect はOpenAPI 仕様バージョン2.0と3.0もサポートしているため、OpenAPI と統合するノーコード / ローコードアプリケーションを簡単に接続できます。CData Connect を使用すると、ワークスペースからOpenAPI ドキュメントをダウンロードし、そのファイルをクライアントアプリケーションにインポートすることで、OpenAPI 経由でワークスペースに接続できます。

REST API に接続

REST API に接続するには、”workspace” という名前のREST API URL にURL パラメータを追加します。これを、クエリするワークスペースの名前に設定します。これはメタデータエンドポイントのGET 処理と、クエリおよびバッチエンドポイントのPOST 処理の両方で機能します。/exec エンドポイントはワークスペースをサポートしていないことに注意してください。

仮想SQL Server 経由で接続

Endpoints ダイアログのVirtual SQL Server タブには、仮想SQL Server クライアントを介してワークスペースから接続するために必要な設定が含まれています。ダイアログの設定をコピーします。

  • Username—ワークスペースに接続するためのユーザー名の形式は、[your_email_address]@[workspace_name] です。

  • SQL Server Host Name—SQL Server のホスト名(tds.cdata.com)。

  • Port—SQL Server のポート。

  • Database—ワークスペースの名前(必要な場合)。

  • Password—認証時にパスワードとして使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成するには、Create PAT をクリックします。

OData 経由で接続

Endpoints ダイアログのOData タブには、OData クライアントを介してワークスペースから接続するために必要な設定が含まれています。ダイアログの設定をコピーします。

  • Username—ワークスペースに接続するためのユーザー名は、E メールアドレス形式です。

  • OData URL—接続先のワークスペース名。URL の形式は、https://cloud.cdata.com/api/odata/[workspace_name] です。

  • Password—認証時にパスワードとして使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成するには、Create PAT をクリックします。

OpenAPI 経由で接続

選択したワークスペースのOpenAPI 仕様ファイルを生成できます。このファイルは、OpenAPI を介してCData Connect と統合するためにクライアントアプリケーションで使用することができます。

  1. OpenAPI のバージョン2.0 または3.0 を選択します。

  2. クライアントアプリケーションが配列型をサポートしていない場合(Microsoft Power Apps など)は、Convert array types to strings を選択します。

  3. Download をクリックして、ワークスペースのOpenAPI 仕様ファイルをダウンロードします。これが、クライアントアプリケーションにインポートされるファイルです。

開発ツールに接続(JDBC / ODBC / SSIS)

ワークスペースからCData 開発ツールに接続するには、CData Connect のドライバーのAdvanced タブにあるWorkspace フィールドにワークスペース名を入力します。以下はJDBC ドライバーの例です。

接続認証

認証を行うには、CData Connect のE メールアドレスをユーザー名として使用します。パスワードとして使用するためのパーソナルアクセストークン(PAT)が必要です。Endpoints ダイアログまたはSettings ページでPAT を生成できます。

Virtual Datasets

ワークスペース内に作成された仮想データセットは特定のデータ項目にリンクし、組織の2番目のレイヤーを提供します。ワークスペース内に仮想データセットまたはフォルダを作成するには:

  1. 右上のAdd をクリックします。
  2. メニューから追加したいものを選択します。
    • Folder
    • Tables and Views
    • Derived Views
  3. Save をクリックします。

ワークスペース内のアセットをクリックすると、水平タブに以下の機能が表示されます。

  • Columns–カラムのメタデータを含むテーブル
  • Preview–接続されたデータ項目の内容をプレビューテーブルに表示
  • SQL–テーブル、ビュー、またはDerived View に対して生成された参照SQL クエリ。クエリ時に重要な参照となる設定可能なAlias が含まれます。

データモデル

データモデルは、Workspace.Folder.Table 設計に従っています。階層にフォルダが存在しない場合は、[ROOT] と表示されます。データモデルについて詳しくは、SQL リファレンスを参照してください。