Caching
Caching
キャッシュ を使用すると、ライブデータを取得する代わりに、データベースからキャッシュデータを取得することができます。一部のドライバーではライブデータの取得に時間がかかることがあるため、この機能によりデータ接続のパフォーマンスを向上することができます。
CData Connect Cloud のキャッシュ機能では、ユーザーはキャッシュするテーブル、つまりデータベースに保存するテーブルを選択できます。CData Connect Cloud は、選択したテーブルのデータをスケジュールに基づいて取得し、必要なときにいつでも迅速かつ確実にデータにアクセスできるようにします。
データのキャッシュを有効にすると、CData Connect Cloud はライブデータではなくキャッシュされたデータに対してデータベースクエリを実行することに注意してください。
Jobs ページには、キャッシュジョブを含む、実行するジョブのリストが表示されます。
各ジョブについて、Jobs ページには完全な接続とテーブル情報、ジョブの種類、ジョブが最後に実行された時間、ジョブのステータスが表示されます。ジョブを選択してページ上部のRun をクリックすることで、複数のジョブをすぐに実行することができます。また、複数のジョブを選択してページ上部のDelete をクリックすると、複数のジョブを削除できます。ジョブを削除すると、CData Connect Cloud により関連するキャッシュデータが削除されることに注意してください。
またJobs ページでは、スケジュールされたジョブを削除はせずに一時停止したい場合に、特定のキャッシュジョブを無効にすることもできます。Status カラムのトグルスイッチを使用して、ジョブを有効化 / 無効化します。ジョブが無効化されている限り、手動でジョブを実行することはできません。キャッシュジョブが無効になっている場合、そのデータのクエリではライブデータソースが使用されます。
Note:キャッシュ機能は、リレーショナルデータベースでは使用できません。
差分更新
CData Connect Cloud キャッシュ機能を使用すると、差分更新が可能になり、パフォーマンスが向上します。キャッシュジョブを作成すると、CData Connect Cloud はデータベース内でどの行が新しい行か、または前回の実行以降に変更された行かを示す日付または日付+時刻カラムを検索しようと試みます。その後、CData Connect Cloud はそれらの行に対してのみキャッシュジョブを実行できます。それ以外の場合は、CData Connect Cloud はフル更新を実行します。
キャッシュの設定
キャッシュ機能を使用するには、事前にキャッシュデータ用にPostgreSQL データベースを設定する必要があります。
キャッシュデータ用にPostgreSQL のコネクションを追加するには:
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Setup Cache Connection をクリックします。Add PostgreSQL Connection ページが表示されます。
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PostgreSQL コネクションの認証を設定します。詳しい手順については、PostgreSQL を参照してください。
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Save & Test をクリックしてコネクションを保存します。これで、PostgreSQL データベースにデータをキャッシュできます。
メインのJobs ページからManage Cache Connection をクリックすることで、いつでもPostgreSQL コネクションを編集できます。コネクションを編集すると、すでにキャッシュにあるデータはクリアされることに注意してください。
キャッシュジョブを追加
新しいキャッシュジョブを追加するには、次の手順を実行します。
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Jobs ページでAdd Job をクリックします。これによりAdd Jobs ダイアログが表示されます。ジョブの追加にはコネクションの選択、テーブルの追加、およびジョブのスケジュールの3つのステップがあります。ヘッダーのステップをクリックするか、back をクリックすることで、前のステップに戻ることができます。
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ダイアログでコネクション一覧からコネクションを1つ選択し(ステップ1)、Next をクリックします。
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ジョブに追加するテーブルをコネクションから選択します(ステップ2)。
CData Connect Cloud に、選択されたデータセットの総数が表示されます。次に、Next をクリックします。
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データの更新頻度を、時間、日、週、または月単位で選択します(ステップ3)。
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Cache Scheme (full or incremental) およびTime Check を選択します。
Time Check Column は差分更新専用です。CData Connect Cloud が新しい行または前回の実行以降に変更された行を判断するために使用できるカラムをテーブル内から選択します。これは通常、日付または日付+時刻のカラムです。
Note:データにタイムチェックカラムが含まれていない場合、CData Connect Cloud はフル更新のみを実行します。
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追加したジョブに問題がなければ、Confirm をクリックしてジョブを保存します。問題がある場合は、Back をクリックするか、ヘッダーで前のいずれかのステップをクリックして変更を加えます。
キャッシュジョブがジョブ キューに表示されます。特定のデータコネクションに対して選択した各テーブルは、個別のジョブとしてキューに保存されます。
キャッシュジョブを編集
一覧の編集または削除用アイコンをクリックすることで、いつでもジョブを編集または削除することができます。また、Run Now をクリックすると、いつでも手動でジョブを実行できます。
Edit Job ページでは、以下の操作が可能です:
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キャッシュスキームを変更する。例えば、フル更新を差分更新に変更するなど。
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実行履歴やステータスを表示する。ジョブが成功したかどうかを確認できます。
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ログの詳細レベルを変更する。
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単一ジョブを手動で実行する。複数ジョブの実行は、メインのJobs 画面で行えます。
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キャッシュ機能をOFF にする。キャッシュをOFF にすると、再度ON にするまでクエリはライブデータソースに送られることに注意してください。
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キャッシュをリフレッシュする。キャッシュをリフレッシュすると、以前に保存されたデータがすべて削除されるため、完了までに時間がかかる場合があります。
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ジョブを削除する。これにより、データベース内のすべてのキャッシュデータが削除されます。複数ジョブの削除は、メインのJobs 画面で行えます。